全国手話ダンス甲子園に田原市のチームが出場
22日に兵庫県福崎町で
「第2回全国手話ダンス甲子園」(兵庫県福崎町、22日)に、愛知県田原市の手話ダンスチーム「レインボーマム」が出場する。19日、チームメンバー12人が市役所を訪れて山下政良市長に報告した。 手話ダンスは歌の歌詞や意味を手話で表現しながら踊る。大会はNPO法人パラファンク協会と兵庫県福崎町がアートを通じた共生のまちづくりを目指し開催する。 8月に名古屋市で予選の中部大会があり、チームはピアノロックバンド「WEAVER」の楽曲「キミノトモダチ」を踊り、そのメッセージ性が評価され特別賞のダイバシティ賞を受賞した。 チームにはさまざまな人が参加している。レインボーマムのメンバーは7~65歳。目が見えない人や耳が聞こえない人もいる。代表の又川明希さんも聴覚障害者だ。 又川さんは応援に感謝し「悔いのないように思い切り楽しみながら頑張りたい」と意気込んだ。山下市長は「見えない、聞こえないメンバーがいる中でよくまとまっている。全国大会を楽しんできてほしい」と激励した。 全国大会でも同じ曲を踊る。又川さんは選曲のきっかけについて歌詞をなぞり「大変な時代たからこそ、つながりを忘れないでほしい」と話した。【岸侑輝】