夏バテで「冷ややっこ」ばかり食べています。栄養的に「納豆・キムチ・ねぎ」も一緒なら問題ないでしょうか? 食欲がなく、冷たいものばかり食べてしまいます…
冷ややっこのコスパは?
冷ややっこは安く、手軽に手に入る食材です。冷ややっこの1食当たりの費用を、イオンのネットスーパーの食材価格で算出してみます。 豆腐は1パック(150g)あたり約38円、醤油は小さじ1杯あたり約1.6円、納豆は1パックあたり約35円、キムチは40gあたり約32円で、青ねぎ適量は20円と設定します(2024年7月22日時点)。これらを組み合わせると、1食分の費用は126.6円となります。 総務省の家計調査によると、1ヶ月の単身世帯の食費は4万6391円です。これを30日で割り、さらに1日3食だとすると、1食あたりの食費は約515円になります。 冷ややっこ+トッピングの食事は、平均の1食あたりの食費の3割弱の費用となり、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。 このように、冷ややっこをベースにしたメニューは、栄養バランスが良いだけでなく、家計の味方にもなります。少し高価なブランド食材・食品を使用しても、節約効果が得られるでしょう。
夏バテ対策の簡単なポイント
暑さで夏バテしないよう、対策を簡単に紹介します。 ●水分補給 暑さで汗をかきやすい夏は、こまめに水分を補給することが重要です。水だけでなく、スポーツドリンクや塩分入りのドリンクも活用しましょう。 ●バランスの取れた食事 さっぱりとした食事が好まれる夏ですが、タンパク質・脂質・炭水化物の3大栄養素を意識しつつ、できるだけさまざまな食品を取り入れるよう心がけましょう。 ●適度な運動 暑い時期でも、無理のない範囲で適度な運動を行うことで、体力を維持することができます。室内でのストレッチやヨガもおすすめです。 ●十分な休養 暑さで体力が消耗しやすい夏は、しっかりと休養をとることが重要です。冷房を適切に使い、快適な睡眠環境を整えましょう。
まとめ
冷ややっこは、夏の暑さで食欲が落ちる時にぴったりのメニューです。豆腐に加え、納豆、キムチ、ねぎをトッピングすることで、栄養バランスを整えながら手軽に楽しめます。コスト面においても、1食あたり126.6円と経済的で、コストパフォーマンスも抜群です。 しかし、3大栄養素の1つである炭水化物が不足するため、冷ややっこばかりにならないよう、バランスを整えることが大切です。夏バテ対策には冷ややっこを取り入れつつ、水分補給や適度な運動をおこないながら体調を整え、暑い夏を元気に乗り切りましょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要 執筆者:渡邉志帆 FP2級
ファイナンシャルフィールド編集部