【衆院選2024注目選挙区】公明党代表が大ピンチ?どこよりも詳しい埼玉14区の情勢を徹底解剖!
共産党の苗村京子氏と関根氏は、活動の本拠地である三郷市で票の奪い合いが予想されます。 また、草加市では、共産党市議団がセクハラ問題で消滅。党員にも離党が見られ、党員票が衆院選と参院選の比例票より落ちることが予想されます。 保守層の受け皿になる可能性があるのが関根氏と高橋氏です。 無所属の関根和也氏は、過去に埼玉県議や三郷市長選に立候補した経験があります。保守の受け皿となる可能性があり、X(旧Twitter)のアイコンに自民党保守派の論客として知られる高市早苗氏とのツーショットを採用しています。 高橋易資氏は、石濱哲信氏が代表を務める政治団体「日本保守党」の公認候補です。過去に参院選埼玉選挙区に立候補したこともあります。
地元・近隣首長の動きは?
埼玉14区では、公示前には予測できなかった問題が積み重なり、激戦区になっていることが見て取れます。 「与党統一候補」とのキャッチフレーズを掲げる石井氏ですが、公明党も草加市内で一枚岩ではなく、選挙区選びの際、自民党の地元議員と揉めたとも言われていました。国土交通大臣ポストをもっている公明党に対して、つくばエクスプレスの東京駅延伸などを期待する地元がどう反応するでしょうか。 地元首長にも、特筆すべき動きが見られます。 三郷市長は石井氏と鈴木氏の両方へコンタクトを取っていますが、八潮市長は鈴木氏を応援しているとのこと。 また、埼玉県の大野元裕知事はもともと国民民主党出身ですが、今回は石井氏のビラに加わっています。為書きは鈴木氏にも贈っているとの情報ですが、選挙戦にどのように影響するでしょうか。 また、なんと小池百合子都知事が、石井氏の応援演説に入るという事態も。鈴木氏は希望の党の創立(チャーター)メンバーでしたが……。 MC鈴木邦和「埼玉14区は日本の政治の縮図みたいになってきましたね」
勝敗の行方は、自民党支持層の動き
今回の勝敗は、自民党支持層が、最後にどちらへ投票するかがポイントになると、山本氏は予測します。 裏金問題に不満を持つ層と、岩盤支持層の両方に動く可能性があると指摘します。 前回、埼玉14区で自民党から立候補していた三ツ林裕巳(みつばやしひろみ)氏は、政治資金問題で今回は無所属での立候補になりますが、公明党が推薦を出しています。裏金批判票がどう反応するか、気になるところです。 山本氏「公明新聞で石井さんの写真の位置が右に移ったら、危険度が上がってきます(注:公明新聞では激戦区から順に候補者写真を掲載すると言われています)」 実直で実務能力が高いと評価の石井氏ですが、山口前代表に比べて演説の盛り上がりが弱いと指摘します。 山本氏「山口さんはよく、勝たせてください、働かせてください、押し上げてくださいと言っているんですが、石井さんは勝たせてくださいの三連発なんで……」