アルファロメオが自動車業界初のNFT(ノン-ファンジブル トークン)技術に基づくデジタル認証機能をトナーレに導入
ステランティスジャパンはこのほど、アルファロメオのコンパクトSUV トナーレに、自動車業界として初めて、NFT(Non-Fungible Token /ノン-ファンジブル トークン)技術を活用したデジタル認証機能を導入すると発表した。
ブロックチェーンを基盤としたNFT技術を活用し、代替不能な車両の情報を生成。オーナーは『My Alfa Connect』アプリより、車両の情報を入力することでタイムスタンプ入りのNFT証明書を発行できる
NFTとは「非代替性トークン」のことで、「ノン-ファンジブル」とは、それが唯一無二であり、他の何かと置き換えることができないことを意味する。ブロックチェーン技術により、コピーや改ざんができないため、所有者はその唯一性を保持できる。NFTは、デジタルなもの(例えば絵や音楽など)であればいかなるものでも対象になる。 このたびトナーレに導入された機能は、ブロックチェーンを基盤としたNFT技術を活用し、代替不能な車両の情報を生成。オーナーは『My Alfa Connect』アプリより、車両の情報を入力することで、タイムスタンプ入りのNFT証明書を発行できる。アルファロメオ・オーナー向けのスマートフォンアプリ『My Alfa Connect』をアップデートすることで、6月20日より使用可能となる。 なお、NFT証明書に記載される内容は以下の5項目で、今後、追加の項目をリリースする予定となっている。 1. 日付 2. ブランド名 3. モデル名 4. 車体番号(VINナンバー) 5. 走行距離 この機能によって、クルマの状態に関する修正不能な証明書を発行することができるため、残存価値の向上が期待できる。また、中古⾞市場においてNFT証明書は、オーナーやディーラーにとって新たな信頼源となり、安⼼して⾞を選定するツールのひとつとなる。
MotorFan編集部