「辛いもの」を食べると得られる効果とは?管理栄養士が辛いものを積極的に食べたい理由を解説
弱っているときには、炎症への緩和効果が期待できる
カプサイシンに備わっているのは強力な抗炎症作用。「体内の炎症を抑えることで、心臓の病気やガンと戦ううえでもプラスの効果が得られると言われています」
免疫アップを手助けしてくれる
激辛のお菓子を食べたから風邪を回避できる……なんてことはないけれど、スパイスに含まれる抗酸化物質には抗菌作用があるため、「体内に侵入した細菌から体を守ってくれる働きをします」とタウブ=ディックスは解説。 ビヨンセが「マスタークレンズダイエット」で口にしていた、ホットレモンウォーターにカイエンペッパーを混ぜたドリンクは、風邪のひき始めに飲むのもよさそう。
性欲まで高めてくれる
せっかくのデートだけど、気分が乗らない。そんなときは、ピリ辛メニューを注文してみては? タウブ=ディックスいわく、辛いものを食べると性欲を向上させるホルモン、テストステロンの分泌量が増加するのだとか。 さらに『Physiology and Behavior』誌に掲載された論文によると、辛いもの好きな人はテストステロン値が高いことが判明したそう。
水と一緒に摂ることで便通を改善してくれる
辛いもの自体がお通じを改善することはないけれど、ダウブ=ディックスによると、燃え上がるような辛さを抑えるために、水分を多く摂ることが便通を改善する秘訣だとか。「水分を多く摂ることで便秘が解消することも考えられるでしょう
セロトニンの分泌を手助けする
「辛いものを食べることで神経伝達物質『セロトニン』が分泌され、気分が高揚し、うつ病の症状が緩和することも考えられます」とタウブ=ディックス。 とはいえ、精神疾患は治療せずに放っておくと、余計に悪化してしまうもの。うつ病の症状が出ているなら、辛いものに助けを求めず、臨床心理士など、プロの力を借りることを視野に入れて。 さて、この夏は辛いものの力を上手に利用してみて! ※この記事は、アメリカ版ウィメンズヘルスから翻訳されました。