記憶から消したい…。アーセナル、21世紀最悪の選手(3)週給4200万円が水の泡? 若手の出番も奪ったベテラン
イングランドを代表する名門であるアーセナルには、これまで数多くの選手が在籍してきた。ティエリ・アンリらクラブ史に残る活躍を披露した選手がいた一方で、期待に応えられなかった選手も数多くいる。今回は、21世紀以降のアーセナルにおいて期待外れな結果に終わった選手をピックアップして紹介する(在籍期間、移籍金、通算成績は『transfermarkt』を参照)。
FW:ウィリアン(元ブラジル代表) 生年月日:1988年8月9日 在籍期間:2020年夏~2021年夏 移籍金:フリー クラブ通算成績:25試合1得点5アシスト ウィリアンのチェルシー時代の活躍は記憶に新しいだろう。エデン・アザールがレアル・マドリードに移籍してからはエースナンバーの10を背負い、公式戦通算339試合で63得点57アシストを記録していた。 そんな彼が同じロンドンのライバルクラブであるアーセナルに移籍することは大きなニュースとなった。ミケル・アルテタ監督のチームは、チェルシーと契約満了を迎えていた当時32歳のウインガーに対して2020年8月に3年契約を提示し、給与は週給にして22万ポンド(約4180万円)と報じられた。 しかし、この金額に見合う活躍を披露することはできなかった。開幕戦でこそ2アシストを記録したが、なかなか移籍後初ゴールが生まれず、シーズン終了間際の第35節ウェストブロム戦で直接フリーキックからようやくネットを揺らした。 チームとして結果が出ない中で、ガブリエウ・マルティネッリら若い選手を押しのけて出ていたベテランが、これだけ活躍できなければ当然ながら批判の矛先を向けられる。その結果、3年契約はたった1年で解除される形となり、加入から1シーズンでアーセナルを退団した。
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