韓国で硬直化する雇用市場…金融業界が始めた「求職活動」活性化の取り組みとは
【07月04日 KOREA WAVE】就職をせずに「ただ休むだけ」という青年が40万人に達するなど、韓国ではいつにも増して雇用市場が硬直化している。金融業界でこのような若者たちの求職活動を活性化させるために積極的な取り組みを始めた。求職中の若者なら、金融業界が優良な中小企業への雇用の機会を与えてくれる可能性に注目する価値がある。 KB国民銀行は第4四半期(10~12月)に「2024第2次KBグッドジョブ就職フェア」を開催する予定だ。KBグッドジョブは就職を希望する若者を大企業の系列会社など優良な中小企業とつなぐ就職支援プログラムだ。若者には雇用の機会を提供し、企業には金融支援をする。 KBグッジョブは代表的な大規模就職フェアとして若者たちに知られている。2011年に始まり25回で来訪者は合わせて120万人に達する。先月27日に開かれた「2024 1次就職フェア」は1日に2万人以上が訪れた。先月までに計3万8112件の雇用を仲介し、採用支援金として約87億ウォン(1ウォン=約0.11円)を支援した。 銀行主催だが、参加企業の職種は多様だ。先月、フェアに参加した企業240社余りの中には製薬・半導体・建設企業が含まれていた。これに合わせて就職を目前に控えた求職者のための「面接スタディゾーン」から、就活学生のための「職業体験館」や、起業を希望する人のための「ソーホーコンサルティング館」などが設けられた。第2回フェアも同様の規模で開かれる予定だ。 ハナ金融グループも「ハナパワーオン革新企業インターンシップ」を実施している。若者を優良なスタートアップなど「社会革新企業」とつなぐ。規模は小さいが、成果がでている。昨年インターンシップに参加した230人のうち169人(73.5%)が正社員として雇用された。今年の正規職雇用の目標は80%に設定した。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News
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