最上もが

　元でんぱ組．incでタレントの最上もが（35）が2日深夜放送のテレビ東京「二軒目どうする？～ツマミのハナシ～」（土曜深夜0・55）にゲスト出演。芸能界入りの意外なきっかけを明かした。 　2011年にでんぱ組．incのメンバーとしてデビュー。グループ活動をしながら女優としてもドラマ、映画にも出演。2017年にグループを脱退。2020年にブログで第1子妊娠を公表。翌5月にシングルマザーとして第1子を出産し、現在は3歳の娘を育てている。 　グループ入りのきっかけを聞かれ、「きっかけはお父さんのリストラです」とサラリ。その当時はニートだったという最上は「高校卒業して短大には行ったんですけど、やりたいこととかもなく、ネットゲームが凄い好きで、家でネットゲームばっかりやっていて、このままネットゲームだけして生きていきたいなってぐらい、だらけた人間だったんです」と苦笑した。 　そんな中、父のリストラをきっかけに働かざるを得なくなり、日雇いのアルバイトをすることに。「母は専業主婦だったので収入なくなる。妹と兄ちゃんがいるんですけど、お兄ちゃんは私より先に引きこもりになっていて。“お母さんもパートの仕事を始めるし、あなたも働いて。あなたは元気でしょ？”って」と話した。 　「日雇いのバイトを転々としていた時に、たまたまアイドルのコンベンションの日で、そこでどら焼きを配ってたら、それがでんぱ組．incのコンベンションで。プロデューサーの方から声をかけられて」と経緯を明かした。 　「その時は最初断ったんですよ。“アイドルなんて”と思って。どら焼きをコソコソ配ってるだけだったので」と苦笑。「“後日、話しませんか？”って言われて。“歌も踊りもできないので無理です”って言って。“今、何やってるの？”って言われて、“ニートです”って。“好きなものは？”“ゲームが好きで、ネットゲームいっぱいやってます”って言ったら、“じゃあ、ちょうどいい！”って言われて」とやり取りを明かし、「“ちょうどいい！”って何だろうと思ったら、でんぱ組．incっていうグループがオタクの女の子が集まったグループというのが最初コンセプトで、“あなたちゃんとしたオタクだからぴったりだよ！”って凄い推されて、入ることになっちゃって。“歌とか踊りはレッスンすればどうにかなるから！”って。押しに弱くて、“わかりました！”って入ったら今ここにいるって感じです」と笑った。 　父のリストラがなかったら芸能界に入ることは「絶対いないです」とキッパリ。「そもそも憧れとかもなく、違う世界だと思っていたので」とし、入って良かったどうかは「半々ですね」と本音をもらした。