【カンボジア】25年度歳出は2.3%減、政府が予算案承認
カンボジア政府は25日、フン・マネット首相が議長を務める閣議で2025年度予算案を承認した。歳出額は93億2,000万米ドル(約1兆4,300億円)で、前年度から2.3%減額した。クメール・タイムズ(電子版)が29日までに伝えた。 25年度の歳出が国内総生産(GDP)に占める比率は18.14%。人材開発、インフラの整備、経済の多角化などに重点的に予算を配分する方針だ。 予算案は今後、国民議会(下院)と上院議会が可決した後、憲法評議会の審議、シハモニ国王の署名を経て成立する見通しだ。 予算案では、25年のGDP成長率を6.3%、インフレ率を2.5%に設定した。業種別の成長率は、製造業が8.6%、サービス業が5.6%、農業が1.1%などと予想した。