フリマアプリ「コンビニ払い」の購入者が警戒される理由 「値下げ交渉までしてからのキャンセル」「“キープ”するために利用された」…出品者が語る苦い体験
「明日払います」からのキャンセルに振り回される
支払わないこと自体が“迷惑行為”になるにもかかわらず、出品者に「要求してくる」購入者もいるという。アイドルやアニメグッズを出品する医療従事者の20代女性・Bさんは、『購入者側の都合に振り回される』と嘆く。 「売れた!と思ったらコンビニ払いで、支払い期限直前に『明日払います』と連絡があったので安心していたのですが、翌日『キャンセルしてください』という連絡が……。この人は何がしたかったのか不思議です」
“キープ”するためにコンビニ払いを“悪用”か
支払い猶予期間を悪用するユーザーもいるようだ。美容関連企業に勤める30代女性・Cさんは、不要になった服やコスメを出品することが多い。「コンビニ払いの購入者は警戒する」と言う。 「私が出品したとき、商品の購入意思がなく、ただ“キープ”するためにコンビニ払いを利用する人がいました。とりあえず商品をキープしておいて、他に条件の良い商品を見つけたり、他で値下げ交渉が上手くいったりしたら、『間違って購入した』でキャンセルすればいいみたいなスタンスなのでしょう。 支払われなかった場合に自動キャンセルされるからいいという問題ではないんです。というのも、コンビニ払いだと購入から支払い期限までに数日間の空白ができるわけですが、例えば配布直後のノベルティなんかで、今だから売れるのに……というものがあると、すごく機会損失なんですよね。現金NGとかクレカNGのお店があるように、コンビニ払いNGの設定ができたらいいのにと思うことがあります」 さまざまな人が活用するフリマアプリ。互いに気持ち良い取引をするために、相手のことも考えたやり取りを心がけたい。