世界一刺激的なヴァイオリン!? パトリツィア・コパチンスカヤ&カメラータ・ベルン
“圧倒的なパフォーマンスによって聴衆を興奮の坩堝に引き釣りこむヴァイオリニスト”、コパチンスカヤはまさにそのような存在だ。ソリストとしてはもちろん、様々なスタイルのパフォーマンスに参加しつつ、世界を舞台に大胆不敵な活躍を続けるカリスマ・ヴァイオリニスト、コパチンスカヤが彩の国に降臨するとなればこれは気になる。 今回の共演団体カメラータ・ベルンは、ソリスト15名からなる室内オーケストラ。1962年にスイスで設立されて以来、その高い芸術性と伝統を継承しつつ、新境地を開拓し続ける腕利きアンサンブルだ。そのレパートリーは、バロックから現代までと幅広い。2018年に、アーティスティック・パートナーとしてコパチンスカヤを迎えたことは、彼らにさらなる刺激を与えたのに違いない。コパチンスカヤとカメラータ・ベルンの蜜月が、どのような化学反応を起こすのか興味津々。彩の国でのパフォーマンスに期待が募る。 予定されるプログラムは、パトコップ(コパチンスカヤの作曲者名)の『怒り』を筆頭に、メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲、シューベルト:弦楽四重奏曲第14番『死と乙女』(コパチンスカヤ編曲による弦楽オーケストラ版)という、極めて魅力的かつ刺激的な内容だ。さてさて、一体どのようなパフォーマンスを魅せてくれるのか、予測不能のステージに乞うご期待。 彩の国さいたま芸術劇場開館30周年記念 パトリツィア・コパチンスカヤ&カメラータ・ベルン 12月8日(日) 15:00開演 彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール