飛躍の移籍1年目を超える 西武・野村大樹が来季のシーズン完走を誓う ソフトバンクから加入の今季は自己最多出場
◆西武秋季キャンプ(10日、CAR3219フィールド) 野村大樹内野手(24)が来季のシーズン完走を誓った。 ■戦力外通告を受けた選手はこちら【一覧】 7月にソフトバンクから移籍。57試合に出場して打率2割2分5厘、5本塁打を記録するなど、昨季までの自己最多の成績を上回る数字を残した。移籍後に一番苦しんだのはベルーナドームの猛暑だった。「体脂肪が増えたり、筋肉量が落ちたりすると状態が悪くなる体質なので」。171センチ、85キロの体に疲労が重なった夏場は筋肉量を落とさないため食事でカバーすると、体脂肪が増えてバットが振れなくなったという。 来季に向け、大先輩の栗山巧から「体のケアをしっかりした方がいい」とアドバイスをもらったこともあり、今オフには「栄養学についても勉強したい」と意欲的だ。 10月15日には埼玉県内の病院で下半身の持病の手術を受け一週間ほど入院した。「ほぼ寝たきりだったのでまだランニングがしっかりできない。今はまず入院前の体力に戻すこと」。秋季キャンプでは連日、フリー打撃やロングティーなどに取り組み、バットを振り続けている。 「週6日で野球をする中でベストパフォーマンスができる状態を一年間続けられるようにしたい」。来季の活躍を見据えた取り組みは、本格的に始まっている。
西日本新聞社