1970年式プリムス『クーダ』をレストア&カスタム、807馬力のHEMIスーパーチャージャー搭載…SEMAショー2024
リングブラザーズは、SEMAショー2024において、1970年式プリムス『クーダ』をレストア&カスタムした「INFECTED」を初公開した。プリムスは旧クライスラーが1928年に立ち上げたブランドだ。 1970年式プリムス『クーダ』をレストア&カスタムした「INFECTED」
INFECTEDは、1970年式プリムス・クーダをベースに、モパー全盛期の遊び心と鮮やかな色彩を称えたカスタムカー。徹底的な加工とカーボンファイバーパーツの採用に加え、最新のアクティブサスペンションと807hpのHellcrate Redeyeエンジンを搭載している。
INFECTEDの製作には5600時間が費やされ、その全てがリングブラザーズ社内で設計・製作された。ホイールベースは1.5インチ延長され、フロントフェンダーは短縮されている。グリルサラウンドとバンパーガードは一体のビレットアルミニウムから削り出され、下部フロントバランスは拡幅されて空気の流れを改善している。
カスタムカーボンファイバーフードの下には、スーパーチャージャー付きのHEMI V8エンジンが搭載され、807hpと717ft-lbsのトルクを発生。この動力は、ボウラー製TREMEC TR-6060 6速マニュアルトランスアクスルを介して後輪に伝達される。シャシーにはロードスターショップのFAST TRACKが採用され、カスタムトルクチューブとウェーブトラック・デファレンシャルに対応するよう改造されている。
サスペンションには四隅にフォックスRS SVコイルオーバーを採用。制動力はベアブレーキス・エクストリームXTR 6ピストンキャリパー(フロント)と4ピストンキャリパー(リア)が担当する。ホイールにはHREホイールズのマッスルシリーズ105 3ピースを採用し、ミシュラン・パイロットスポーツカップ2タイヤを装着している。
インテリアも外装同様にカスタム処理が施され、最新の快適性と利便性を備えている。白革のインテリアはアップホルスタリー・アンリミテッドによって仕立てられ、ジェンテックスGNTX-Rリアビューミラー、ダコタデジタル製のカスタムメーターとゲージ、ビンテージエアGen IVクライメートコントロール、アップルカープレイ対応のカスタムサウンドシステムを装備している。
カスタムカーボンファイバー製「ピストルグリップ」シフターと、3Kカーボンフープを備えたリングブラザーズ・マーフステアリングホイールが、仕上げのアクセントとなっている。
レスポンス 森脇稔