ローランド「JUPITER-6」「JX-3P」未来技術遺産に登録
ローランド株式会社のシンセサイザー「JUPITER-6」「JX-3P」が東京・国立科学博物館が定める2024年度の重要科学技術史資料(未来技術遺産)に登録された。 【画像】「JUPITER」シリーズのシンセサイザー「JUPITER-X」 重要科学技術史資料は、国立科学博物館の産業技術史資料情報センターが日本国内の科学技術史において「科学技術の発達上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義を持つもの」や「国民生活、経済、社会、文化の在り方に顕著な影響を与えたもの」に該当する資料を選定して登録するもの。2008年度から毎年登録が実施されており、ローランド製品だと「JUPITER-6」「JX-3P」のほか、過去に「TR-808」「ミュージくん」も登録されている。 「JUPITER-6」「JX-3P」は、世界で初めて他社製品間でのMIDI通信に成功したシンセサイザー。MIDIは1981年に策定された電子楽器を接続するデジタルインターフェースで、現在でもそのプロトコルは音楽制作や演奏における情報通信の共通規格として活用されている。 なお重要科学技術史資料の登録証授与式は9月10日に東京・国立科学博物館 日本館にて行われる。 ■ 重要科学技術史資料 登録証授与式 2024年9月10日(火)東京都 国立科学博物館 日本館