虹色の新車両を公開 大宮から伊奈まで新幹線の脇を走るニューシャトル 愛称は「ハッピーレインボートレイン」 前面の六角形の窓枠を7色で彩る
埼玉県さいたま市の大宮駅と伊奈町の内宿駅間12・7キロを運行する埼玉新都市交通(伊奈町、通称ニューシャトル)は20日、11月末日から運行する新型一般車両「2020系」(26編成)を報道陣に公開した。新たな一般車両を投入するのは2020年2月以来、約4年9カ月ぶり。 埼玉の鉄道の課題とは…「人口の多い地域に鉄道の路線や駅がない」「開かず踏切が解消されない」
従来車両(5編成)は同社のコーポレートカラーの「虹色(7色)」に中から1色ごとを車体のワンポイントカラーに採用してきたが、今回は2020系の最終形となるため、前面の六角形の窓枠を7色のグラデーションで彩り、側面はオレンジとグリーンでデザインした。新車両の愛称は「ハッピーレインボートレイン」。 車内は車いすやベビーカーでも利用しやすいようフリースペースを2カ所増設。また優先席を6席追加した。換気装置と暖房機も増やし、より快適な車内環境に整えられた。 唐沢朝徳社長は「縁起の良い虹色の彩雲のように、子どもたちにも親しみを感じてもらえる車両になってほしい」と話した。