ソフトバンク小久保裕紀監督の言葉を胸に…疾患公表の21歳・田上奏大の涙の復帰登板 TNC五十嵐悠香アナ「思い伝わってきた」
TNCテレビ西日本の若鷹応援番組「とべとべホークス」の10月23日放送分が、公式YouTube「ももスポチャンネル」で25日に公開されました。今回は田上奏大投手(21)が登場。ナレーションはTNC五十嵐悠香アナウンサーが担当しました。 ■復活のマウンド、小久保監督の言葉を胸に…【動画はこちら】 「今年、野球ができるかすら分からなかった」。涙ながらに語った田上投手。10月9日、難治性の疾患「ランゲルハンス細胞組織球症」と診断されていることを公表し、みずほペイペイドームで行われた3軍戦で今年初めての実戦登板を果たしました。 2021年にドラフト5位で大阪・履正社高から入団したプロ4年目した右腕。体の異変を感じていた2月でした。田上投手は「夜も寝られないぐらいの痛みが背中にあって、さすがに『おかしいな』と思った。体調も良くなかった。あまり生きた心地がしない日々が続きました」とつらく苦しい日々を振り返りました。 いつ治るかも分からない…。そんな先の見えないリハビリ生活を支えたのは、小久保裕紀監督から掛けられた〝ある言葉〟でした。その言葉を思い出す際、声を詰まらせ、目を赤くて「うれしかった」と語る田上投手の姿に胸が熱くなります。 ◇ ◇ ◇ 五十嵐悠香アナウンサーの取材後記「とべとべ悠刊号」!ファームの選手たちを中心に、ときにはプライベートの情報まで踏み込む番組の〝ウラ話〟を紹介します。
自分が小久保監督の立場であれば…
多くを語らずさらっとした振る舞いの中で、田上投手がポジティブになれるような声掛けをする小久保監督はさすがだなと思いました。 自分が小久保監督の立場であれば、つい多くを聞き、沢山の言葉を当本人にかけていたかもしれません。良かれと思ってしたことが裏目に出てしまい、結局背中を押してあげられなかった…なんてことも想像します。 「嬉しかった」という言葉を間をあけて2回口にした田上投手の表情からも、いかにその言葉に救われたかという思いが伝わってきたように感じました。 とべとべでも過去に取材経験のある田上投手。人柄が良く、好青年の印象です。今回の困難を乗り越え、更に強くなったであろう田上投手のこの先が、ホークスファンの一人として、とても楽しみです。