阪神ドラ1・伊原 四回途中KO 4四死球と制球乱れる
「社会人野球日本選手権・1回戦、NTT西日本-Honda」(1日、京セラドーム大阪) 【写真】ふがいなさと悔しさ 交代を告げられうつむきながらマウンドを降りる伊原 阪神からドラフト1位指名された伊原陵人投手(24)=NTT西日本=が先発し、3回1/3を5安打2失点で降板した。 立ち上がりは圧巻だった。直球主体の投球で2者連続ゴロアウトを奪うと、2死からの初球内角高め直球で自己最速タイとなる149キロをマーク。最後はカットボールで見逃し三振に斬って三者凡退で終えた。「150キロは超えたい。常時のスピードを引き上げる意味でもマックスを150にする必要がある」と球速へのこだわりを話していた中でいきなり高い出力を見せつけた。 二回も無死一塁から三ゴロ併殺、見逃し三振を奪ったが、暗転したのは三回。先頭に四球を与えると1死一、二塁から先制の中前適時打を献上。続く1死一、三塁では左犠飛で追加点。ボール先行で球数26球を投じ、制球に課題を残した。四回に2安打と死球で1死満塁のピンチを招いたところでマウンドを降りた。