『ツギクル』で話題!! お笑いコンビ・ポテトカレッジ「業界のヤツは見る目がない!」
◇火事で家が焼けてしまったコモダ ――今年は『ツギクル芸人グランプリ』で決勝に進出しましたね。 きよ:去年も2点差ぐらいで決勝に行けなかったんで、次は行けるんじゃないかと思ってたんですけど、うれしかったですね。 コモダ:基本、ポテトカレッジってナメられてるんですけど、周りの芸人たちもこういう大会で決勝行ったら、コロっと評価を変えてきて、急に楽屋で話しかけて来たりするんです。そういうヤツの顔は全員覚えてるんで、許しません! きよ:と言いつつ、まだ全然お仕事は入ってないんですよね。取材もこれだけです(笑)。 コモダ:業界もマジで見る目ないっすね。 ――本当にそう思います(笑)。決勝の舞台はいかがでしたか。 きよ:反応も良かったんで、優勝もあるかもって思ったんですけど、0票でしたね(笑)。 コモダ:本当にテレビはもう終わりですよ! えびしゃみたいに、売れそうな2年目の若手を優勝させてどうすんのよ! 一回、ポテトカレッジに賭けてみる、気骨のあるテレビマンはいないのかよ! ――あはははは(笑)。 コモダ:この意見は、優勝したえびしゃ自身も「俺たちもそう思います」と言ってましたから。 ――決勝の舞台にはセンチネルさんや豆鉄砲さんもいましたが、トミサットさんとホセさんはコモダさんのシェアハウスメンバーですね。今年、3月には家が火事になったのが話題になりましたが……。 コモダ:決勝はさながら、“カジクル芸人”って感じでしたね。 ――(笑)。火事の日、コモダさんだけ家にいたんですよね。 コモダ:二人とも仕事に行ってて、俺はその日、夕方から大使館で立食パーティーのバイトだったんで、家にいました。 きよ:お前が(笑)? コモダ:俺が! ちゃんと料理とか配るよ。まあ、それはどうでもよくて、洗濯物を取りに一階に行ったら、めっちゃ火が上がってて、洗濯物もすげー燃えてました。すぐに、ほかの部屋とか隣のアパートの人にも「火事だ!」って声かけて、消火活動して、119番して、ちょっと煙を吸ったからということで、気づいたら救急車で運ばれてました。 ――コモダさんが第一発見者だったんですね。 コモダ:はい。だから、その後の警察の方とのやり取りでも“あれ? ちょっと疑われてる?”と思ってしまうところが多々ありました(笑)。あとから聞くと、その頃、近所で不審火が相次いでたらしいんですけど……真相は闇の中です。 ――ツギクルでも「家がない」と言ってましたが、そのあとはどうしたんですか? コモダ:この前まで事務所の寮にいたんですけど、 先週ようやく3人で住める家が見つかりました。 ――また3人で暮らせるんですね。ちなみに事務所も違うのに、なぜ3人で暮らすようになったんですか。 コモダ:最初は違うヤツと俺が住んでて、そこにトミサット(センチネル)が入ってきたんですけど、最初から一緒だったヤツが“もうお笑いやめる”となって、アッチッチ上野が……。 きよ:そんなサラッと言われても知らんて、アッチッチ上野。 コモダ:(笑)。皆さんご存じのアッチッチ上野が新たに入ってきたんです。そこから3人で1年ぐらい住んでたんですけど、上野も“お笑いやめる”となって、そのとき家がなかったホセが入った感じです。 ――なるほど。そのほか、どんな方と交流があるんですか。 きよ:事務所の先輩だったら、マッハスピード豪速球さんに良くしてもらってます。 コモダ:ガン太さんはハウスクリーニングの会社をやってるんですけど、火事になったときに「手伝ってよ」って言われて、ちょっと働かせてもらったんです。そしたら、お見舞金を入れてお給料をくれたり。たいした仕事してないのに、プラスでお金をくれて、粋ですよね。本当に助かりました。 逆に相方のさかまきさんは、貯金が400万ぐらいあるのにも関わらず、1円もくれず……。その話をライブで言ったら、ようやく財布から渋々8000円を出してくれました(笑)。 きよ:でも、本当に二人とも良い先輩です。 ◇コンビの目標は「酒池肉林」 ――最後にコンビとしての目標をお願いします。 コモダ:もう『M-1』優勝とか言わないっす。酒池肉林、これだけです。 きよ:コモダはモテたくて、この世界に入ってきたもんね。 コモダ:みんなそういう部分は隠すじゃないですか。でも、俺はちゃんと言いますよ。「金を稼いで、エロいことします!」。これはロマンであり、俺の夢ですからね。人の夢を笑えるのか?って話ですから。 ――酒池肉林を公言する人、今はいないですよね。 コモダ:あと、お笑いの裏のこと語るヤツも好きじゃないんですよね。鼻につくというか。 きよ:私たちは結局、田舎のおじさんとかを笑かしたいので。 コモダ:そうですよ。田舎のおじさん、テクニックとか、そんなんで笑わないよって。笑かしたら、それでええやん。 ――キヨさんの目標はありますか? きよ:うちは“いろんな仕事したいな”とか最初は思ってたんですけど、相方がそういう質問をされるたびに「酒池肉林」って言うんで、だんだん洗脳されてきて。だから、最近は私もコモダの酒池肉林を叶えたいなって(笑)。 コモダ:宮崎の観光大使とか言っとけばいいのに。今、まだ応援大使でしょ。でも「将来的には観光大使やりたい」って書いといてもらえって。そうしたら、俺も宮崎についていけるから。 きよ:まあまあ(笑)。でも、たしかにお仕事で地元に何回も帰れるようなったらうれしいですね。 ――コモダさんがここでは親のようですね(笑)。逆に、ラジオではきよさんがコモダさんにお金を貸しているという話もされてますよね。 きよ:相方に彼女ができたらうれしいじゃないですか。だから、合コンのときとかに“うまくいってほしいな”って気持ちでお金を貸すんですけど、1回も成功したことなくて……。 コモダ:でも、それが今こうやって話題になってますから! 最終的に金にたどり着きゃええやん!っていう考えなので。巡り巡って、その金にたどり着いたらいいんだよ、別に。 ――会ってみたい女優さんとか、アイドルの方とかいらっしゃいますか? コモダ:うーん、もう少しリアルなところというか、言い方あれですけど、いけそうな人にいきたいって感じなんですよね。女優さんとかはさすがに会うのもなかなか難しいんで、戦略的にも会いたい人っていうのは……。 きよ:うち、郷ひろみさん! コモダ:どうした! いきなり! きよ:会ってみたいんですよね。あそこまでスター性がある人、最近いないじゃないですか。だから、いつかお会いしたいです。 コモダ:そんなら俺も、本当はギャラガー兄弟に会いたいわ! (取材:梅山 織愛)
NewsCrunch編集部