全国的に荒天 12日は西日本を中心に大雨 13日は東海や関東・東北で激しい雨も
非常に激しい雨って どんな雨?
非常に激しい雨は、1時間雨量が50ミリ以上~80ミリ未満の雨を表しています。これは、滝のように降る雨で、ゴーゴーと降り続くイメージです。また、傘は全く役にたたないレベルで、木造住宅の屋内では寝ている人の半数くらいが雨に気づくほどです。外では水しぶきで、あたり一面が白っぽくなり視界が悪くなるため、車の運転は危険です。 なお、1時間に50ミリの雨というのは、雨水が別の場所に流れず、そのままたまる状態だと、降った雨が50ミリの高さになるくらいです。1時間に50ミリの雨が1平方メートルに降ると、50リットルの量になります。例えば、傘を開いた面積がおおむね1平方メートルなので、1時間傘をさしていると、牛乳パック50本分もの雨が傘にあたることになるのです。 ただ、実際は、まわりの雨水が集まると、その地点に降った雨の量よりも多く水がたまることもあります。非常に激しい雨が降ると予想される所では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水・氾濫に、十分ご注意ください。
日本気象協会 本社 青山 亜紀子