「ブレーキを踏むつもりがアクセルを踏んでしまった」と認める 自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで運転の84歳女を逮捕 鹿児島中央署
鹿児島市下荒田1丁目の県道で、乗用車が歩道に突っ込むなどして4人が死傷した事故で、鹿児島中央署は18日、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで、運転していた同市下荒田4丁目、サービス業の女(84)を逮捕した。「ブレーキを踏むつもりがアクセルを踏んでしまった」と認めている。 【関連】「爆発音と叫び声、2人下敷きに」84歳運転の車が歩道に乗り上げ1人死亡、1人重体 右折しきれず柵を突き破ったか…夕刻のスーパー前、通行人ら騒然 鹿児島市
逮捕容疑は11日午後5時55分ごろ、同市下荒田1丁目の交差点を右折する際、横断歩道を歩いていた、いずれも同市に住む医療事務の22歳女性と48歳女性をはね、さらに歩道で姶良市東餅田、男性会社員(37)と妻の女性会社員(32)をはね、男性会社員を死亡、ほか3人にけがをさせた疑い。 同署などによると、車は横断歩道で2人に接触、衝突した後、ガードパイプと植え込みを突き破り、歩道で2人をはね、ビルに衝突した。女は、ペダル操作を誤り、急加速して歩道に乗り上げたとみられる。同市荒田1丁目の勤務先から帰宅途中だった。 男性会社員は搬送先の病院で間もなく死亡した。骨折など重傷を負った妻と、一時意識不明の重体となった48歳女性は入院中。22歳女性は退院した。女は胸の骨を折る大けがを負い、18日午前の退院を待って同署が逮捕した。
南日本新聞 | 鹿児島