宇野昌磨さん「あと何するんだ!」全日本初Vの鍵山優真を称賛 2位の16歳・中田璃士は「衝撃」
◆フィギュアスケート ▽世界選手権代表選考会 全日本選手権 第2日(21日、大阪・東和薬品ラクタブドーム) 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位発進の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が205・68点、合計297・73点で初優勝。父の正和コーチは元全日本3連覇で、2010年の小塚崇彦以来となる男子史上2組目の父子Vを達成した。全日本は長きにわたって羽生結弦さん、宇野昌磨さんが連覇を続けてきた。13年ぶりに2人以外から新王者が誕生した。 SP2位で23年ジュニアGPファイナル優勝の中田璃士(りお、TOKIOインカラミ)が173・68点、合計263・99点で2位。5年ぶりにジュニア男子が全日本表彰台に上がった。SP14位の壷井達也(シスメックス)が173・37点、合計247・31点で3位と大きく巻き返した。 テレビで解説を務めた前回の全日本王者・宇野昌磨さんは、鍵山の演技に「何も言うことない。成功したジャンプは『あと何するんだ!』というくらいのクオリティーのジャンプ」と称賛。また、4回転2種2本を決め、16歳で2位に入った中田については「衝撃」と驚きを隠せず。「練習でも(今回のような演技は)見たことがなかった」と語った。
報知新聞社