「被災地をモチーフにした作品も」一水会金沢展開幕
西洋絵画の伝統のひとつ「写実主義」に重きを置いた絵画の展示会が、11日から金沢市で開かれています。 【写真を見る】「被災地をモチーフにした作品も」一水会金沢展開幕 金沢21世紀美術館で始まった「一水会金沢展」には、現実をありのままに捉えて表現する写実主義の技術を重んじた作品が並んでいます。 金沢で66回目の開催となるこの展覧会には、全国から合わせて175点の作品が集まり、今年は能登半島地震の被災地をモチーフにした作品も展示されています。 ■地元出品者に与えられる「北水賞」は1983年の日本海中部地震の被災地を描く 地元の出品者に与えられる「北水賞」に輝いた金沢市の田下俊一さんの作品 「追想」は、1983年の日本海中部地震の被災地で、廃材や軽トラックが朽ちていく情景が描かれています。 田下俊一さん 「今年能登で震災があったわけで、こういう情景にならないように。そういうのを表現した」 展覧会は、12月15日まで開かれていて、小学生から高校生までは入場無料となっています。
北陸放送