【データで裏付け】中日・岡林勇希、復活のカギは「強いライナー」と「弱いゴロ」 チームの「顔」に何が起きているのか…
今季の岡林の打球性質の安打割合を示したのが(表7)。最も安打となりやすいライナーAがすべて安打となっている一方で、安打の期待値の高いゴロAが40%にとどまっています。また俊足の岡林であれば内野安打を期待できるゴロCの打球ですが安打はゼロ。昨季は25本の内野安打を記録しましたが、今季は2本にとどまっています。ゴロの打球は相手守備の良しあしの影響も受けるため、今季の岡林はその点において不運に見舞われている可能性もあります。 目の覚めるようなライナー性の打球や悪い当たりでも持ち味のスピードを生かした内野安打。こうした打席が増えてきたら、岡林復調のサインかもしれません。 (データスタジアム社アナリスト・佐々木浩哉)
中日スポーツ