【独自に3D化】「どこから?」廃炉を阻むナゾの物質 福島第一原発 デブリへの唯一のルート塞ぐのは…
去年始まった処理水の放出は、敷地内に増え続ける処理水のタンクを解体し、取り出した燃料デブリの保管施設などを作るため、スペースを確保することが目的だった。 処理水放出の次の廃炉の焦点は”本丸”燃料デブリ取り出しだ。果たして、880トンあるとされる燃料デブリを取り出し終える日は来るのだろうか。 東京電力福島第一廃炉推進カンパニー 髙原憲一リスクコミュニケーター 「環境に影響を出すという物質でもありますし、全量取り出すということを現段階で我々があきらめることは絶対にないと考えています」
ある政府関係者は、燃料デブリを全量取り出すことは今の技術で困難だとした上で、こう述べていた。 「安全に管理できるなら更地でなくてもいい」 「今の段階で廃炉の最終形態を決めるのは違うと思うが、どこかの段階で見切りを付けるのは大切だと思う」