成田空港、訪日客が過去最高 総旅客345万人、国内線3年1カ月ぶり前年割れ=3月実績
成田国際空港会社(NAA)の2024年3月運用状況速報値によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年同月比29%増の345万3257人で、4カ月連続で300万人を上回った。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の2019年同月と比較すると12%減で、9割近い回復が続き、36カ月(3年)連続で前年を上回った。国際線旅客のうち、外国人客は開港以来の単月記録を更新した。 旅客数は国際線が40%増(19年同月比14%減)の276万5688人で、国際線旅客は200万人を10カ月連続で突破した。このうち日本人は54%増(45%減)の79万597人、外国人が43%増(16%増)の180万1527人、通過客が18%減(29%減)の17万3564人となった。また、国内線の旅客数は1%減(2%増)の68万7569人だった。 国際線旅客は3年1カ月連続で前年を上回った。外国人旅客は開港以来の単月記録を更新しコロナ前超えが続く。一方、日本人旅客は半数近くの戻りにとどまっており、依然として回復に差がみられる。国内線旅客は2021年3月以来3年1カ月ぶりに前年同月を下回った。 貨物量は2%減(5%減)の17万4162トンだった。
Yusuke KOHASE