岡山大、コロナ後遺症の漢方治療で臨床 - 倦怠感を対象、9月末まで患者募集
岡山大学は、新型コロナウイルス感染症の後遺症である倦怠感に悩む患者を対象とした臨床研究の開始を発表した。患者の募集期間は9月30日までで、漢方薬による治療法の検証などを行う。【斯波祐介】 研究の対象となるのは、受診1カ月から半年前に新型コロナと受診された18歳以上の患者。伝統的な漢方薬である「補中益気湯」またはプラセボ薬を1日2-3回、6週間服用する。 岡山大病院ではコロナ後遺症を専門に診療する「コロナ・アフターケア外来」を2021年2月に開設し、1,000人以上の診察を行った。その中で補中益気湯の効果に注目したという。この漢方薬療法を現在の医療で治療法として確立するために臨床研究を行う必要があり、日本医療研究開発機構(AMED)の委託を受け、この研究を開始した。
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