恋人の「一口ちょうだい」にイライラする私は器が小さいですか?
「恋人の前では小食であるべき」という思い込みがあるのかも
「彼女の『一口ちょうだい』が嫌で別れたい」と題する男性からの投稿が、掲示板サイト「発言小町」に寄せられました。20代後半で、同い年の恋人と1年間交際しているトピ主さん。彼女は外食時、「普通の料理は多すぎて食べられないから」と言って、サラダやサイドメニューなど少量のものを頼みつつも、定食などを食べているトピ主さんに必ず「一口ちょうだい」と言ってくるそうです。しかし、彼女は一口どころか半分くらい平らげるので、トピ主さんはいつもおなかが満たされないのだとか。ある日、彼女にそのことを指摘したところ、「ケチ、意地汚い、器が小さい」と責められたため、別れようかと思うほど腹が立ったといいます。 先日、お祭りに行った際にも彼女は「特に食べたいものない」と言いながら、トピ主さんが買ったたこ焼きのほとんどを食べ、次に買った鮎の塩焼きも大半を平らげてしまったそうですね。投稿によれば、外食代はいつもトピ主さんが払っているため、彼女は金欠が理由で自分の食事を頼まないわけではないはず、とのこと。トピ主さんは彼女の行動原理を理解しかねているようで、「彼女はフードファイターなのか、ジャイアンなのか。それとも倹約家なのか。本当にわけがわかりません」ともつづっています。 今回の投稿を読んで真っ先に思い浮かんだのは、女性特有の食や体形についてのイメージに、彼女が強く影響を受けているのではないか、ということです。おそらく彼女には「女性は痩せているほうがいい」「女性は小食のほうがかわいい、好かれる」といった思い込みがあり、「彼氏の前で1人前の食事を平らげる女にはなりたくない」と思っているのではないでしょうか。 そのために「1人前は頼まない」という行動を選択するものの、実際にはおなかが減っているので、サイドメニューだけでは物足りず、ついついトピ主さんの分け前を欲してしまう。あくまで“一口ちょうだい”の積み重ねなので、そういった食べ方のほうが「自分は1人前を平らげる女性ではない」という心理的な安心感があるのかもしれません。 まとめると、彼女は「小食な女子のほうがかわいいし、太りたくないので腹八分にしておきたいし、でも本当は食べたい」という葛藤を常に抱えているために、一貫性のない行動を取ってしまっているのではないか、ということです。