第2次トランプ政権の閣僚人事が続々発表「イーロン・マスクの出身地はどこか知ってる?」注目閣僚の経歴
矢継ぎ早に指名が発表された政権2期目の閣僚ポスト。トランプと同様に極端な主張を繰り広げる強硬派が多く、中にはトンデモ人物も!?
大統領選で勝利した翌週に矢継ぎ早に指名が発表された政権2期目の閣僚ポストには、トランプ勝利に貢献した熱心な支持者たちが勢ぞろい。トランプと同様に極端な主張を繰り広げる強硬派が多く、一部は共和党多数の上院ですら承認されるか不透明だ。 トランプ閣僚人事を『写真付き』で見る 『政府効率化省(DOGE)トップ』 イーロン・マスク(53) スペースXとテスラのCEOなどを務める実業家。2022年にツイッター(現X)を買収し、現在は同社の会長兼最高技術責任者(CTO)。同年、それまでの民主党支持から共和党へのくら替えを公言し、ツイッター買収後には凍結されていたトランプのアカウントを復活させ支援者に。南アフリカ出身で、今年12人目の子供が生まれた。 『国務長官』 マルコ・ルビオ(53) フロリダ州選出の上院議員。キューバ移民の子で、マイアミ生まれ。16年大統領選に出馬するも、予備選で撤退。その後、同選挙で競ったトランプの忠実な支援者に転身した。対中強硬派で、中国から制裁対象として入国禁止にされている。承認されれば中南米系として初の国務長官となる。 『国防長官』 ピート・ヘグセス(44) FOXニュース司会者。ミネソタ州生まれ。プリンストン大学卒業後、陸軍州兵としてイラク戦争直後にキューバのグアンタナモ基地やイラクで勤務した元軍人。NATOに懐疑的で、グアンタナモでの米軍による捕虜取り扱いを擁護し、イラクやアフガニスタンで戦争犯罪を問われた米軍人を第1次トランプ政権へのロビー活動で恩赦にさせたことも。 『大統領首席補佐官』 スージー・ワイルズ(67) 選挙コンサルタント。1980年の米大統領選でレーガン陣営に加わって本格的に政界入り。16年大統領選でトランプに仕えフロリダ州を担当した。24年大統領選でトランプ陣営を取り仕切り、勝利に貢献。あくまで裏方に徹し、「動じない人物」と評されている。米プロフットボールNFLの著名アナウンサー、パット・サマーオールの娘。 『国連大使』 エリス・ステファニク(40) ニューヨーク州選出の下院議員。14年に当時女性下院議員として最年少の30歳で初当選したミレニアル世代。忠実なトランプ支持者として台頭し、21年には党内でトランプ批判を強める党下院ナンバー3のリズ・チェイニーのポスト解任に動き、その後釜に。06~09年にブッシュ政権の政策スタッフとして勤務した経験もある。 『保健福祉長官』 ロバート・ケネディJr.(70) 環境保護派の弁護士。ロバート・F・ケネディ(RFK)元司法長官の息子で、ジョン・F・ケネディ(JFK)元大統領の甥。新型コロナウイルスのワクチンに反対し、24年大統領選に無所属で出馬するも撤退してトランプ支持に。「ワクチンで自閉症になる」「JFK暗殺にCIAが関与」などの陰謀論を展開する、民主党名門一族の「異端児」。 『司法長官』 マット・ゲーツ(42) 元フロリダ州選出下院議員。16年、トランプ人気に便乗して初当選した「トランプ・チルドレン」の代表格で、共和党内の極右派。昨年、ウクライナ支援に前向きだった共和党下院議長を解任させ党内を混乱に陥れた。19年に17歳の少女に金銭を支払いわいせつ行為をしたとして下院倫理委員会が調査。司法長官指名に伴い下院議員を辞職。(※後、辞退が発表)