北海道でもインフルエンザ感染拡大中 1つの医療機関あたりの平均患者数は札幌市で76.26人 道内の保健所30か所中25か所で警報基準超え 新型コロナも同時流行の兆し
北海道放送(株)
◇《2週連続で警報基準の30人を超える》 北海道内ではインフルエンザの感染拡大が続いています。 60代の女性 「年末に家族みんな(インフルエンザに)やられて。孫(3歳)が41度くらいまで上がって、熱性けいれんになって救急車を呼んだくらい」 40代の母親 「学校でも流行しているし、手洗い、うがいしかない」 小学4年生 (Q.手洗い、うがいはしている?) 「うなずく」 80代の男性 「みんながマスクをするとか、そういうことでも心がけるのが必要」 1月9日に発表されたインフルエンザの流行状況です。
1つの医療機関あたりの患者数は北海道全体で平均で59.87人と、2週連続で警報基準の30人を超えました。 地域別では、札幌市で76.26人など、30の保健所のうち、25か所で警報基準を超えました。 去年11月の終わりごろから、患者数が急激に増加し続けています。こうした状況に、病院や薬局は対応に追われています。 とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長 「発熱の患者の電話が、鳴りっぱなしの状態で、かなり増えている」
◇《新型コロナも同時流行の兆し…感染対策は》 この冬は、新型コロナも同時に広がり始めています。いま、感染対策に何が必要なのでしょうか。 今月8日、札幌市豊平区のクリニックで診察を受けた女性は、インフルエンザに罹っていました。 こうした発熱などを訴える患者が、去年12月に入ってから急増しています。その症状には、どんな特徴があるのでしょうか。 とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長 「今回はかなり激烈で、40℃とか39.6℃とか、すごい高熱な人と、あと38℃前半とか半ばぐらいの、少し熱が高いぐらい人たちと、2パターンあるような印象があります」 「今年のインフルエンザは喉を痛がる人が、すごく強い気はする」 そしていま、インフルエンザと同時に増えているのが、新型コロナの感染です。 とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長 「検査した人は18人ですけれど、7人がコロナだったので、コロナの方が月曜日(=今月6日)は多かった」 「年末年始の当番医の話だと、大体インフルが6割、コロナが2割と聞いているけれど、咳が残っていると来ている人たちもいるんですが、その咳が、単にインフルエンザに感染した後、(症状が)ちょっとのびているだけなのか、コロナの後遺症に足を突っ込みかけてるのかというのがある」 新型コロナの流行状況も、9日に発表されました。 1つの医療機関あたりの患者数は、全道平均16.8人で、去年11月から8週連続で増え続けています。 去年の同時期の12.28人と比べ、4割近くも増加しています。