北海道でもインフルエンザ感染拡大中 1つの医療機関あたりの平均患者数は札幌市で76.26人 道内の保健所30か所中25か所で警報基準超え 新型コロナも同時流行の兆し
取材したクリニックでは、増え続ける発熱の外来患者を少しでも多く受け入れるため、年明けから、シャワーカーテンで待合室を区切って、検査ができるようにしました。 また、自宅で市販の検査キットを使い、陽性判定が出た人には、結果を写真で確認した上で、受診なしで薬を処方する対応もしています。
◇《インフル&コロナの検査キットの売れ行きが好調…ただ品薄も》 三國谷浩司記者 「コロナとインフルエンザが一度に確認できるキットは、こちらで取り扱いはありますか?」 ツルハドラッグ澄川6条店 管理薬剤師 「こちらにございます」 札幌市内のドラッグストアです。 医療用の検査キットは、薬剤師がいる調剤薬局で販売していて、感染の拡大につれて、購入者が増えているということです。 自宅で検査ができ、鼻の中を綿棒で拭い、検査液に浸せば、20分ほどで“陽性”か“陰性”かの結果がわかります。
ツルハドラッグ澄川6条店 管理薬剤師 「12月上旬から売れていて、一部店舗では品切れになるほど。正月明けに検査したい人もいるようで、問い合わせは増えている」 藤本院長は、今の感染状況がまだ続くと見ています。 とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長 「(まだまだ流行しているから、そういう意味でいえば)沈静化には、もうちょっとかかるのかなと思います。次々かかっていく感じなんで、今月いっぱいはピークが続くのではないか」 【スタジオ解説】 堀啓知キャスター) この冬は身近でインフルエンザの話をよく聞きますが、これほど流行しているのはどうしてなんでしょうか? ◇《インフルエンザ感染拡大の要因》 堀内大輝アナ) とよひら公園内科クリニック 藤本晶子院長によると、過去3シーズンほど、あまり流行しなかったため、この冬、ワクチンの接種率が低いことが流行の要因とみられています。 なお、接種を受けないまま、インフルエンザを発症した人は、完治した後であっても、ワクチンを打つべきだということです。 発症によって免疫が出来ても、違う型のウイルスに感染するほか、同じ型のウイルスに再び感染するケースもあるそうです。