トヨタ、トランプ氏の就任式に100万ドルを寄付…関税強化掲げる氏と関係構築を図る狙いか
【ニューヨーク=小林泰裕】トヨタ自動車は24日、来年1月に行われる米国のトランプ次期大統領の就任式に100万ドル(約1億5700万円)を寄付すると明らかにした。輸入品への関税強化を掲げるトランプ氏との関係構築を図る狙いがあるとみられる。
トヨタはメキシコで生産したピックアップトラック「タコマ」を米国に輸出しているが、トランプ氏はメキシコからの輸入品に25%の関税を課す方針を示している。実際に発動されれば、トヨタの事業に悪影響が及ぶ可能性がある。
トヨタは「他社の動向を踏まえて対応した」と説明している。米メディアによると、ゼネラル・モーターズとフォード・モーターもそれぞれ就任式に100万ドルを寄付する方針。メタ(旧フェイスブック)やアマゾン・ドット・コムなどのIT大手も100万ドルを寄付すると報じられている。