虎のソナタ サッカー関連のイベントに虎番 月曜日だけどパリ五輪関連予定びっしり…急きょ取材へ
気づけば、2024年は半分が過ぎた。もう7月か…。年々、月日がたつのを早く感じる。まだ先と思っていたパリ五輪の開会式は今月26日。4年に1度のスポーツの祭典(東京五輪からは3年だけれど)は、もうまもなくだ。 月曜日だった1日はプロ野球の試合がなかった。本来、月曜日はプロ野球以外のスポーツも大きな動きがなく、休みの記者も多いが、この日は違った。取材予定がびっしり。バレーボール女子の五輪代表メンバー発表や陸上の五輪代表内定者会見など、パリ五輪関連が目立つ。もちろん、五輪以外もあり、今年引退したサッカー元日本代表FW岡崎慎司さん(38)のイベントも予定表に書かれていた。ただ、取材記者の欄には意外な名前があった。 虎番の邨田直人。なんでタイガースを追いかけている邨田が…。まさか虎番をクビになったのでは…。「いやいや、先輩、違いますよ。西垣戸さんが近大の五輪壮行会取材に行かれるので、僕が代わりに行きました」。サッカー担当の西垣戸理大が駆り出された影響で、急きょ邨田が岡崎さんを取材することになったという。 「岡崎さんは4日前にマレーシアでのW杯アジア最終予選の抽選会で、くじを引く役として登場されていました。そこからタイに行って、現役時代に所属していたレスターのオーナー会社にあいさつして、きょうの朝に帰国されたそうです。そのままイベント出演もこなして、すごいバイタリティーです」 邨田は2年前、カタールW杯直前に岡崎さんにインタビューしたことがある。攻守にわたって泥臭くプレーし続けたストライカーは、歴代3位の日本代表通算50得点をマーク。今回、邨田は久々の〝再会〟で、今も変わらないエネルギーに感銘を受けた様子だった。虎番も泥臭い取材が求められる仕事。邨田よ、〝岡崎魂〟でこれからも頑張ってくれ。 ところで、今年の7月1日は夏至から数えて11日目にあたり、「半夏生(はんげしょう)」という日だった。ちょうど田植えが終わる頃で、「タコの吸盤のように稲がしっかり根付くように」という願いから、関西では半夏生にタコを食べる風習が広まったとされているそうだ。虎ソナの自宅近くのスーパーには半夏生の紹介とともに、生食用のタコが並んでいた。 野球で「タコ」といえば、凡退を意味する。相手投手にタコのように骨抜きにされるから、空振り三振に打ち取られて腰が砕けてしまうからなど、語源は諸説あるが、打者にとっては嫌な言葉だ。タコを食べることを避ける選手もいるという。