電撃トレード 吉田輝星、再び「秋田の星」になれるのか!?
11月24日、オリックスと日本ハムの間で交換トレードが成立し、吉田 輝星投手(金足農出身)が日本ハムからオリックスへ、黒木 優太投手(橘学苑出身)がオリックスから日本ハムへと移籍する。 【一覧】秋田県の高校出身の現役選手 吉田は2018年のドラフト1位、一方の黒木も2016年のドラフト2位で入団。上位指名選手同士のトレードとなった。 吉田は秋田県の金足農出身。2018年夏の甲子園には背番号「1」を背負ったエースとして出場し、「金農旋風」を巻き起こした立役者としてチームを準優勝に導いた。 現在の球界には、この吉田の他にもヤクルト・石川 雅規投手(秋田商ー青山学院大)や、ヤクルト・石山 泰稚投手(金足農ー東北福祉大ーヤマハ)、ロッテ・山口 航輝外野手(明桜)ら、秋田県の高校出身者は数多くいる。 吉田が来季からユニホームを着るオリックスにも、曽谷 龍平投手(明桜ー白鷗大)、小木田 敦也投手(角館ーTDK)がいる。中嶋聡監督も秋田県立鷹巣農林(現・秋田北鷹)出身だ。 現役をすでに引退しているOBでは、ロッテなどで活躍した落合博満(秋田工ー東洋大中退ー東芝府中)や、元阪急(現・オリックス)の山田 久志投手(能代ー富士鉄釜石)といったレジェンドも、秋田県の高校で青春時代を過ごしている。 秋田県の人口は約96万人(2020年)で全国38位。決して人口の多い都道府県ではない。それにもかかわらず三冠王3度の落合や、通算284勝の山田、そしてパ・リーグ3連覇に導いた中嶋監督、息の長い活躍を見せる石川ら、球史に名を残す存在が数多くいる。 トレードで心機一転となった吉田も、偉大な先輩たちのような活躍に期待がかかる。