「イメージ通りに三振を取れて良かった」ソフトバンク有原航平、小久保監督の初陣飾った開幕戦を自ら徹底解説
ソフトバンクを徹底取材する「西スポWEB OTTO!」、と球団公式チャンネル「ホークスTV」によるコラボ企画がスタートしました。ホークスファンのためにともに手をとりコンテンツづくりをするという枠組みで、企画名は「鷹番が聞く!解説しちゃOTTO」。ソフトバンクの選手自らがあの試合、あのシーンを詳しく解説してくれます。記念すべき初回は3月29日のオリックスとの開幕戦(京セラドーム大阪)で初勝利を挙げ、小久保新監督の初陣を飾った有原航平投手(31)が登場。開幕投手の思いにも迫りました。(聞き手・構成=小畑大悟) ■「えーっ!ラブラブですやん」柳田が夫人と2ショット【写真】 ◇ ◇ ◇ 京セラドーム大阪では開幕戦セレモニーが大々的に行われる中、有原は三塁側ブルペンで黙々と出番に備えていた。 「ブルペンではあまり良くもなく悪くもなくという感じでした。いつもブルペンの投球は気にしないので、いつも通りという感じでした」 日本ハム時代を含め自身3度目の開幕投手。小久保監督の初陣でもあった。 「自分の開幕戦というよりチームの小久保監督の1試合目というのがすごく強かった。その辺がいつもとちょっと違うと感じていましたね」 初回に味方が1点を先制した。西川への初球は145キロの真っすぐ。大きな飛球となったが、右翼柳田がつかみ、1球で一つ目のアウトを取った。 「初球は強いボールを投げてファウルを取れればいいなと思っていました。いい当たりだったので、ヒヤッとしましたけど。とにかく先頭をどんな形であれアウトを取れたのは良かった。とにかく開幕戦というのもありますし、いつもそうなんですけど、ストライクゾーンで攻めようというイメージで初回は入った」 単打と死球で2死一、二塁とピンチを招き、宗を迎えた。 「初球は(甲斐)拓也がカーブのサインを出してくれたので、緩急をつけられていい入りができたなと思います。(同点の左翼線適時二塁打を浴びた真っすぐは)いいボールだったんですけど、うまく打たれたなという感じでした。点を取られたのは悔しいけど、うまく打たれたヒットだったので、しっかりと切り替えができて、次のバッターに臨めました」 試合後、小久保監督がこの試合のポイントにも挙げた場面を早くも迎えた。なおも2死二、三塁で紅林。何とか同点で踏みとどめたいシーンを迎え、初球にこの日最速となる155キロをマークした。 「1本で2点が入ってしまう。なんとか同点で止めなきゃいけない場面で自然と力が入りました。(見逃し三振を奪った外角低めの直球は)狙い通りでした。この場面では三振を奪うのが一番アウトの確率として高い。イメージ通りに三振を取れて良かった。2球目に、フォーク投げて、すごいワンバウンドですけど、拓也が止めてくれたので。ここだけじゃなくて、試合を通してそういう場面が多く助かりました」