梅雨前線北上中! 雨が降った後のバイクのお手入れポイントは?
雨が降った後、バイクはどのように手入れすればいい?
雨が降る中をバイクで走ると車体全体が濡れてしまうだけでなく、タイヤや車体下部に跳ね上げた砂や泥などが付着してしまいます。そうなったバイクを何もしないで放っておくと、砂や泥が車体に付着したまま残って、見目が悪くなってしまうことに繋がります。 【画像】降雨後のバイクのお手入れポイントを画像で見る(10枚) また車体に付着した砂や泥が固まってしまうと、バイクをきれいにするために拭いた際、砂や泥が研磨剤のような働きをしてバイクを傷つけてしまうことも少なくありません。こうならないためにも、雨で濡れて汚れたバイクはちゃんと手入れしておきたいものですが、具体的にどういったポイントを重視すればよいのでしょうか。
まず、バイクを水道水で洗い流したり、エアーコンプレッサーでブローして水や砂を飛ばします。また、傷つきやすいボディや外装はスポンジのようなやわらかい素材のものを使用。そして傷つきにくいエンジンや足回りは、ブラシを使うといった使い分けをすると、きれいに仕上げることができます。 また最近のバイクはディスクブレーキが主流となっています。 ディスクブレーキは、ブレーキパッドがブレーキローターを両側から挟み、その際の摩擦でバイクを制動するというもの。ブレーキパッドやブレーキローターはタイヤの辺りに露出しているため、バイクが跳ね上げた雨水に砂や油が含まれていると、それらがブレーキパッドやローターに付着することがあります。
砂や油が付着すると、摩擦が小さくなってブレーキは効きにくくなるだけでなく、パッドとローターの接触面に砂利が入り込んだ状態が続くと、ローターが傷つきます。この場合、水道水やディスクブレーキクリーナーでパッドやローター部を洗浄すればブレーキの効きが戻り、ローターを傷つけることもありません。 なおディスクブレーキクリーナーは、油分を使用していないクリーナーです。前述の通り、ディスクブレーキはパッドとローターの摩擦で制動するので、それらに油が付くとブレーキは効かなくなります。それを避けるために、ディスクブレーキクリーナーには油分が使用されていないというわけです。 そしてバイクの後ろタイヤの辺りには、エンジンの動力を後ろタイヤに伝えるスプロケット(歯車)とチェーンがあります。これらもディスクブレーキと同じように露出しているので、雨水の跳ね上げが付着する箇所です。