生物多様性の保全に貢献 奄美マングースバスターズを表彰 第45回南海文化賞
南海日日新聞社が各分野で優れた功績を残している個人や団体に贈る第45回南海文化賞の贈呈式が1日、鹿児島県奄美市名瀬のアマホームPLAZAであった。今年の受賞団体は、奄美大島で特定外来生物フイリマングースの駆除に取り組んだ「奄美マングースバスターズ(AMB)」(社会・環境部門)。2005年結成。わなや探索犬を用いた捕獲を続け、島内のマングース根絶に貢献した。生物多様性の保全に関わる多大な功績が評価された。 式典には、バスターズを代表してメンバーの後藤義仁氏(49)、環境省奄美群島国立公園管理事務所の広野行男所長(51)、南海文化賞選考委員、南海日日新聞社役員らが出席。同社の村山三千夫代表取締役社長は「地道な努力によって目覚ましい成果を挙げたメンバーの皆さんに心から敬意を表する」と功績をたたえ、賞状を手渡した。 後藤氏は「マングース防除事業はさまざまな方々が協力して成し遂げることができた」と感謝の意を述べた。式後は出席者らと記念撮影し受賞を喜んだ。
奄美の南海日日新聞