【高校ラグビー】流経大柏が10トライ圧勝発進 2回戦は前回王者・桐蔭学園に挑戦「証明できる場に」
◇全国高校ラグビー大会1回戦 流通経大柏60―7富山第一(2024年12月27日 花園ラグビー場) 前回大会8強の流通経大柏(千葉)が圧倒的な強さで快勝発進を決めた。前半3分、FB高梨太吾(2年)のトライで先制。そこから高梨のハットトリックを含む計10トライの猛攻で開幕カードを飾った。 試合終了間際まで60―0で完封目前だったが、最後にノックオンからボールを奪われて独走トライを許した。開会式直後の第1試合ということもあり「緊張もあってミスが続いてしまった」と試合全体を振り返ったNo・8野口健主将(3年)。「何点差かよりも、意図したトライが取れるかどうか。今日の内容だと誰一人満足していない」と反省を口にした。 2回戦は、昨年王者の桐蔭学園(神奈川)に挑む。同じ関東の強豪同士で、1カ月に1度のペースで合同練習をしているという間柄。互いに手の内を知っているからこそ、野口主将は「花園の第1グラウンドで対戦できるのはチャレンジ。証明できる場になる」と大舞台での対戦を心待ちにした。「今日出た反省点を修正して自分たちのラグビーを体現できれば。全てがチャレンジだと思って、FWのセットプレーにこだわっていきたい。自信はあります」。3日後に控える関東勢対決へ、闘志を燃やした。