読売テレビニュース

　大阪府警は14日、此花署の巡査部長の男が内部の柔道大会のために署員から集めた支援金約22万円を横領したとして逮捕しました。男は事件後に無断欠勤して逃亡していて、調べに対し「ギャンブルなどで作った借金に充てるために横領しました」と容疑を認めているということです。 　横領の疑いで逮捕されたのは、此花署総務課の巡査部長、藤阪太郎容疑者（30）です。警察によりますと、藤阪容疑者は今年9月以降、内部の柔道大会のために署員から集めた支援金約22万円を横領した疑いがもたれています。支援金は大会で使用するドリンクやテーピングなどを購入するためのもので、藤阪容疑者は此花署の柔道の指導者を務めていたことから管理を任されていたということです。 　藤阪容疑者は10月24日から突然無断欠勤したことから、上司が支援金を確認したところ、なくなっているのがわかったということです。警察はその後、防犯カメラなどの捜査で、東京都新宿区のコンビニエンスストアで買い物をしている藤阪容疑者を見つけ、逮捕しました。藤阪容疑者は警察の調べに対し、「ギャンブルなどで作った借金に充てるために横領しました」と容疑を認めているということです。藤阪容疑者は9月下旬に、同僚や金融機関から借金をしていたことで内部調査を受けていて、警察は犯行の詳しい経緯を調べています。 　大阪府警の津川浩徳監察室長は「今後の捜査結果を踏まえ、厳正に対処します」とコメントしています。