約2年ぶりの復帰戦の浜崎朱加が山本美憂さんとボクシングスパー。美憂さんが浜崎の打撃の向上と根性に太鼓判【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」(11月17日、愛知・ポートメッセなごや 第1展示館)に出場する初代・第3代RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)が10月30日、都内で公開練習を行った。 美憂さんが浜崎を“ぎゅっ” 浜崎は2022年9月の「RIZIN.38」でパク・シウに判定負けした際に試合中に左腕を骨折。ケガの治療もあり試合から遠ざかり、今年2月の佐賀大会での復帰が発表されたが、練習中に左尺骨骨幹部骨折のケガを負い全治5カ月の診断が下され欠場となっていた。今回は2年2カ月ぶりの復帰戦でシン・ユリ(韓国/team GENIUS)と対戦する。ユリは元ROAD FC女子アトム級王者で今年3月の「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」でRIZINに初参戦。RENAと対戦し判定で敗れたものの、右ストレートでRENAの左目じりをカットし出血させるなど追い込む場面もあった。
浜崎はこの日、昨年大晦日に引退した山本美憂さんと2分間のボクシングのマススパーを行い、練習後の会見には2人揃って臨んだ。 浜崎は2年2カ月ぶりの試合を前にした心境として「今日実感がわいてきた。それまではフワフワしていたんですが、こうやって公開練習をすると“もうすぐ試合なんだな”と思うようになりました。ケガよりも試合がこんなに開いたのが久しぶりなので不安もあるが、今は楽しみのほうが大きい。早く試合がしたい」と語る。 美憂さんとの練習については「美憂さんがアメリカに長期滞在されていて、帰ってきたタイミングで練習をお願いするようになりました。美憂さんと練習したくて私からお願いしました」(浜崎)とのこと。普段は所属のAACCで練習し、10月に入ってからは美憂さんとのボクシングトレーニングも取り入れているという。
「美憂さんはボクシングが上手いし、練習の仕方とかも初めてのことが多くて勉強になる」という浜崎に美憂さんは「すぐに対応できたから試合は全然いけると思う。(浜崎は)試合の時ってすごいじゃないですか。相手は根性があるとかいうけど、絶対にこの人のほうが根性はあるから全然心配ない。がっつり行けると思う」と浜崎の打撃の向上と根性に太鼓判を押した。 対戦するユリについて浜崎は「復帰戦の相手としては強敵だと思っている。スタミナもあるし、それ以上に根性もある。気持ちの面では負けないように、気持ちもコンディションも同時に作っていきたい」と警戒も「自信はあります」ときっぱり。 具体的な警戒する部分については「長いリーチと懐と、ヒジが面倒くさいと思った。あとは前蹴り。でもヒジが一番警戒しなきゃいけないところかなと思う。切られたら終わっちゃうんで」と語ったうえで対策については陣営はもちろん「美憂さんも試合の映像を見てくれて対策を一緒に考えてくれている」(浜崎)とのことで万全のよう。