トランプ氏暗殺を計画 イランの工作員ら3人を米司法省が訴追
アメリカ司法省は8日、イランの革命防衛隊の指示を受けて大統領選前後にトランプ前大統領を暗殺する計画に関わったとして、イラン人の工作員の男など3人を訴追したと発表しました。 訴追されたのは、イランに住むイラン革命防衛隊の工作員、ファルハド・シャケリ容疑者とアメリカに住む2人の男、あわせて3人です。 訴状によりますと、革命防衛隊はシャケリ容疑者に対し、9月中旬から下旬にかけて、トランプ氏の監視と暗殺を要求しました。 10月7日ごろには、暗殺計画を1週間以内に提出するよう指示した上で、計画の提出が難しければ、暗殺を大統領選後に延期すると伝えました。トランプ氏の敗北を予想し、選挙後に警備が手薄になるとみていたということです。 シャケリ容疑者は期限内に暗殺計画を提出する意図はなかったと、アメリカの捜査当局に話しているということです。シャケリ容疑者の身柄は拘束されていませんが、ほかの2人はすでに逮捕されています。 トランプ氏は大統領在任中にイランに対して強硬な政策を実施していました。 選挙戦中に、トランプ陣営は情報機関からイランによる暗殺計画があるとの説明を受けたと明らかにしていました。
TBSテレビ