【韓国】ソウルに複合文化空間、現代自が造成へ
韓国の現代自動車グループは20日、ソウル市江南区三成洞に建設する複合文化空間「グローバル・ビジネス・コンプレックス(GBC)」のイメージ図を公開した。当初計画していた105階建てビルの代わりに55階建てのタワー棟2棟と、低層4棟の計6棟のビルを建設する。 タワー棟(高さ242メートル)は、現代自グループの新事業分野である自動運転やロボティクス、都市航空交通システム(UAM)を融合した業務施設とする計画だ。現代自のグループ企業のほか、さまざまな企業が入居して新たなビジネス機会を模索できるオフィス団地として造成する。 低層ビルはMICE(会議、視察、国際会議、展示会・見本市)施設や商業施設、公演場などの複合文化空間となる。敷地の中央には大規模な緑地空間も設ける計画だ。 ■ソウル市が支援再調整も ただ、現代自グループは2016年に作成した105階建てビルをランドマークとする計画から大幅に設計案を変更している。ソウル市は超高層のランドマークの工事費負担を考慮してインセンティブを提供したことから、「計画を変更するならば再度交渉しなければならない」との立場を示している。