愛犬が喜ぶ魔法の言葉は?獣医師が教える魔法の言葉を増やすコツ
特定の言葉を聞いて、愛犬が喜ぶ姿を見たことはありませんか? 今回は、愛犬が喜ぶ魔法の言葉について飼い主さんにアンケートを実施。また、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に、犬が喜ぶ言葉についてお話を伺いました。 【写真】キラキラ笑顔の柴犬
愛犬が一番喜んでいると感じる言葉は「ゴハン」「おやつ」!
まず、飼い主さんに「愛犬はどの言葉を聞いたとき一番喜んでいると感じますか?」とアンケート調査をした結果をご紹介します。約4割を獲得したのは、「ゴハン」「おやつ」といった食事系の言葉という結果に。次いで「お散歩」(遊び系)、名前、「イイコ」「エライね」(ほめ言葉系)と続きました。具体的にどのようなエピソードでそう感じたのでしょうか?
うちの愛犬の魔法の言葉はこれ! 飼い主さんの体験エピソード
・「普段は鳴くこともなくクールな雰囲気なのに、おやつやゴハンの言葉を聞くと、目をキラキラさせてクンクン鳴いたりします。明らかに普段と態度が変わります(笑)」 ・「寝ていても"外行くよ~、散歩行くよ~"って声をかけると、飛ぶように外に出て行きます」 ・「食の細い犬でお散歩も慎重極まりなく、いつも警戒している様子の愛犬。でも名前を呼ぶと尻尾を立ててキラキラした目で真っ直ぐに見てきます」 ・「かわいいと言うと、眼をウルウルさせ、笑顔で口角があがり、ルンルンしながら駆け寄ってきます。誰に言われても、かわいいと言ってくれた人に駆け寄ります。初対面の人でも(笑)」
どうして犬は「その言葉」を喜ぶの? 獣医師に聞いた
――アンケートの結果を踏まえて、犬が喜ぶ言葉についての先生の見解をお聞かせください。 岡本先生: 「犬が喜ぶ言葉は、犬にとって嬉しいことや好きなことに結びつけられていることが多いです。何度も繰り返すうちに、その言葉と嬉しい事を関連付けて学習したのだと思います。 また、犬は言葉を音として捉えます。飼い主さんの発する言葉+飼い主さんの言葉の発し方(音程など)、表情も合わせて、総合的に喜ばしい言葉だと判断しているのでしょう」 ――犬が喜ぶ魔法の言葉を増やしたい場合、どのようにしていけばよいでしょうか? 岡本先生: 「褒めているときや楽しいときに発する音程で話しましょう。言葉を発しながら、犬にとって喜ばしい事を実行してください。犬が喜んでいるときに、その出来事をなるべく短い単語で声に出して、繰り返すことで結びつけさせるといいでしょう」 今回の調査で「ゴハン」「おやつ」などの食事系の言葉を喜ぶ愛犬が多い結果になりました。ほかにも愛犬の性格や好みによってさまざまな魔法の言葉がありました。愛犬の様子をよく観察し、愛犬が喜んでくれる魔法の言葉をどんどん増やしていきたいですね。 (監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生) 取材・文/田山郁 ※アンケートコメントは飼い主さんがご自身の体験を回答したものです。 ※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。 ※記事と写真に関連性がない場合もあります。 ※記事の内容は2024年10月時点の情報です。
いぬのきもちWeb編集室