日本一を支えたロッド開発技術で生み出される「カルチャー&ライフスタイルロッド」【VERSART G.O.A.T誕生前夜 Vol.1】
凄まじいスペックと洗練されたデザインが多くのアングラーを魅了したアブガルシアのロッド「VERSART」。そしてその名を冠した新たなロッド『VERSART G.O.A.T』。ホーネットともファンタジスタとも違う、アブガルシアの次世代ロッドはいかにして誕生したのか?そしてどんな性能なのか?全3回でお送りする『VERSART G.O.A.T誕生前夜』。今回は第1回目として、アブガルシアのロッド開発担当・トシ小池さんに語っていただこう。 【画像】VERSART G.O.A.Tの写真ギャラリー
トシ小池(とし・こいけ)
ピュアフィッシングジャパンでロッド開発を担当するキーパーソン。今回紹介するGOATはもちろん、2024年にモデルチェンジを果たす注目のオールラウンドロッド・クロスフィールドも担当する。
VERSARTの誕生
2024年、AbuGarcia(アブガルシア)から登場するVERSART G.O.A.T(ベルサート ゴート)。 そのベースモデルとなる「ベルサート」といえば、類まれなるスペックとクールなビジュアルで、アブガルシアのファンをさらに増やしたであろうロッドだ。 トシ「これまでアブガルシアは、日本バスフィッシングのトーナメントシーンにおいてプロアングラー達と共に時代の最先端を走ってきました。そしてその中で培った経験と技術、さらには日本全国インタビュー調査の結果を掛け合わせ、2021年春にデビューしたのがVERSARTシリーズでした」 今から3年前。それまでのアブガルシアにはなかった、シックで洗練されたデザインが発表。そのビジュアルに衝撃を受けたアングラーは少なくないはずだ。 トシ「当時ハイエンドのFantasistaシリーズでのみ使用されていた、『100%国産カーボンのTAF製法』を採用し、3年間の市場調査から生み出された珠玉の12本は我々開発チームや共にテストを行ったプロチームの面々も自信を持って送り出しました。そして実際に手に取っていただいたアングラーの皆様からは、想像以上の反響とご評価をいただけたと感じています」