【広島】チーム最年長38歳代打の切り札 決勝二塁打 大谷トレで不振脱出 ベテランの活躍で首位守った
◆日本生命セ・パ交流戦 広島4―1ロッテ(9日・マツダスタジアム) “崖っぷち”の代打の切り札が勝負を決めた。広島は同点の8回1死一、二塁、チーム最年長38歳の松山が代打で決勝二塁打。5月10日以来の打点を挙げ、直近14打席で内野安打1本の苦闘から解放された。「いや、もう本当に苦しかった。本当に良かった」と、心の底からの安どの声が漏れた。 先月末に元同僚でクリケット日本代表の木村昇吾と再会。寄贈されたクリケットバットでティー打撃を行うなど、ドジャース・大谷も取り入れる練習法で復調を模索してきた。「効果があったということにしておきます」と笑ったが、詰まった打球が外野深くまで飛んだのは、状態が上向いてきたからこそだ。 松山の決勝打の後には、36歳の秋山が今季4度目の猛打賞となる2点適時打。計74歳コンビの活躍に加え、34歳・菊池の5回のスクイズ成功も効いた。「頼りになるベテランの皆さんですね」と新井監督。ロッテ戦は17年以来7年ぶりに勝ち越し、セ首位を守った。(畑中 祐司)
報知新聞社