ソラクル、「空飛ぶクルマ」100機購入の権利取得 万博でデモ運航予定
日本航空(JAL)と住友商事のeVTOL(電動型垂直離着陸機)合弁Soracle(ソラクル)は8日、米アーチャー・アビエーションとeVTOLの日本での商用運行実現に向け協業するほか、アーチャーが開発・製造するeVTOLを最大100機購入する権利を取得したと発表した。 ソラクルは、JALと住友商事が今年6月に対等出資で設立したeVTOL、つまり「空飛ぶクルマ」の航空運送事業者。 ソラクルが購入するアーチャーの「Midnight(ミッドナイト)」はパイロットを除く4人が搭乗でき、最高速度は毎時240キロメートル、航続距離160キロメートル、最大積載量454キログラム、巡航中の静寂度はヘリコプターの100分の1。 ソラクルはミッドナイトを使って、東京、大阪、名古屋、北海道、瀬戸内、沖縄といった地域で輸送網の構築を計画。国内の次世代エアモビリティー(AAM)サービスの提供を目指す。 大阪・関西万博でソラクルは、未来ショーケース事業「スマートモビリティ万博 空飛ぶクルマ」にシルバーパートナーとして協賛。ミッドナイトを用いて、万博会場および会場と大阪ヘリポートを結ぶ2地点間のデモ運航を予定している。
電波新聞社報道本部