化粧下地は日焼け対策になる? 日焼け止めにまつわる4つの疑問を専門家が解説
肌のエイジング対策、ひいては健康にまつわるケアのなかで最も大切と考えられている日焼け止め。今年も酷暑が続くなか大活躍必至な日焼け止めだけど、意外とその正しい使い方については知られていないもの。そこでUK版『ELLE』が専門家に日焼け止めの真実についてインタビュー。英国の最新データをチェックしてみて。
日焼け止めの重要性を再認識しよう
私たちは、毎日毎日、顔に日焼け止めを塗ることが、肌を健康に保つ最良の手段であることをすでに知っている。もしたった一つだけ、美容に関することを取り入れるとしたら、それは日焼け止めであるべきだということも。 しかし、調査によると、いまだに多くの人がこれを実行していない。私たちは、顔を輝かせるためにたくさんのお金を使い、高額なスキンケア製品に貯金を費やし、LED美容マスクの下で何時間も過ごす。しかし、これらすべての美容の努力も、日焼け止めを使わずにドレッサーの奥底に放置しているのであれば意味がない。
「私はいつも驚かされます。クライアントがスキンエイジングについて相談に来るとき、多額のお金を使って市販の高額なクリームを購入しているのに、日常のルーティンで日焼け止めを使っていないのです」と話すのは、「ラロッシュポゼ」のコンサルタントで皮膚科専門医のヒーヴァ・ファッシヒ博士。 なお、「Stylus」の調査によると、Z世代のわずか21%のみがSPFをスキンケアルーティンの中で最も重要なステップと考えている。さらに、63%は毎日SPFを使用していないのだとか。
約半数の人が日焼け止めの質感を懸念
イギリスでは、人口の半分が日焼け止めの見た目やテクスチャーを好まず、49%はそれらを油っぽい、またはベタつくと信じている。 しかし、今年の四半期で“新発売の日焼け止め”の検索が100%増加したことが、Googleトレンドで報告されている。多くの人が自分に合ったSPFを探していることは期待できる兆しといえるだろう。また、これは私たちが、日焼け止めに関して完全に諦めているわけではなく、ただ適切な製品をまだ見つけていないだけと解釈することもできる。