子どもがアルバイトを始め、毎月「1万円」のお小遣いがいらないと言われた…。それでも渡すべきでしょうか?節約にはなるんですが…
高校生になった子どもがアルバイトを始めて、お小遣いはいらないと言われたとき、どのように対応すべきか迷う親も多いでしょう。 本記事では、高校生のお小遣い・アルバイト事情を紹介するとともに、アルバイトを始めたときのお小遣いの在り方を解説します。
アルバイト就業中でお小遣いをもらっている高校生の割合は55.2%
株式会社マイナビが15~18歳の高校生を対象に実施した「高校生アルバイト調査(2024年)」によると、アルバイト就業中でお小遣いをもらっている高校生の割合は55.2%とのことです。アルバイトをしている高校生の半分以上がお小遣いをもらっていることが分かります。 また、お小遣いの1ヶ月の平均金額は8415円でした。
アルバイトをしている高校生の割合は26.5%
同調査によると、アルバイトをしている高校生の割合は、26.5%でした。およそ4人に1人の高校生がアルバイトをしていることになります。 またアルバイトの目的を調査したところ、回答結果の上位4つは以下の通りでした。 ●趣味のため:58.4% ●貯金をするため:57.1% ●自分の生活費のため:23.0% ●交際費のため:16.6% 高校生の多くは趣味に使うお金を確保するためにアルバイトをしており、それと同じくらい貯金にも意識を向けていることが分かります。 ■高校生のアルバイトの頻度別給料 ここでは、高校生がアルバイトをしたときの毎月の給料額を試算します。 今回時給は、厚生労働省が公表している東京都の最低賃金時間額の1113円とします。 ●平日は週2日で4時間・休日は週1日で8時間の場合 1113円×12時間/週×4週=5万3424円 ●週1日で8時間のみの場合 1113円×8時間/週×4週=3万5616円 土日どちらか1日8時間入るだけでも、平均的なお小遣いよりも多い給料を手にできるため、お小遣いがなくても十分やりくりができると考えられるでしょう。
子どもがアルバイトを始めたときのお小遣い事情
子どもがアルバイトを始めて、お小遣いはいらないと言われたとき、どのようにすべきか迷う親も多いでしょう。実際に、今回参照したアンケート結果では、アルバイトをしている高校生の半分以上はお小遣いをもらっているようです。 前章で試算した通り、時給1113円の場合週1回8時間のアルバイトでも、平均的なお小遣いの金額の4倍以上の給料をもらえます。 そのため、アルバイトを始めた子どもに引き続きお小遣いをあげるか否かはそれぞれの家庭によりますが、お小遣いをあげなくても十分やりくりはできると考えられるでしょう。