ブリトニー・スピアーズ、「…Baby One More Time」MVのYouTube再生数が10億回突破
ブリトニー・スピアーズの最も代表的なミュージック・ビデオのひとつ「…Baby One More Time」のYouTube再生数が10億回を記録し、彼女にとってウィル・アイ・アムとタッグを組んだ「Scream & Shout」に続く2作目の快挙となった。 MVは、マックス・マーティンのプロデュースによるこの曲がリリースされてから10年以上経った2009年10月にYouTubeで公開された。三つ編みのおさげ髪にした制服姿の当時16歳のブリトニーが、授業中に足や鉛筆を叩きながら退屈そうにしているシーンから始まり、学校のチャイムが鳴った瞬間に廊下でポップ史に残るダンス・シークエンスを披露している。その後、スポーツ・ブラとスウェットパンツ姿で屋外でダンスし、体育館で恋人へ向けて歌うシーンへと続く。 ブリトニーのデビュー曲「…Baby One More Time」は、1999年に米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2週間にわたり1位を獲得し、輝かしい成功を収めた。また、アルバム・チャート“Billboard 200”で6週間首位をマークした同名の1stアルバムのタイトル曲でもある。 当時ややスキャンダラスと受け取られたこのMVだが、2023年に出版された回顧録『ザ・ウーマン・イン・ミー』の中で、ブリトニーはコンセプトが自身のアイデアだったことを明かしている。「初めに見せられたコンセプトでは、私がまるで“パワーレンジャー”みたいでした」と彼女は書いており、「そのイメージは私の心に響かなかったし、ファンも共感してくれないだろうと感じました。みんなが見たいのは、私や友達が学校で退屈そうに座っていて、ベルが鳴った瞬間に一斉に踊り出す姿だとレーベルの重役に伝えたんです」と続けていた。彼女はさらに、「私服で外で踊るシーンをよりエキサイティングに見せるために、制服姿で始めるのがいいと考えたんです」とも述べており、「あのビデオを撮影したのが1stアルバムの制作で最も楽しい経験でした」と振り返っている。