栃木県境から宮城県境まで福島県縦断リレーマラソン 福島高山岳部員 30日から1泊2日で
福島県の福島高山岳部は30日から1泊2日の日程で、栃木県境から宮城県境まで福島県を縦断するリレーマラソンを繰り広げる。128・6キロのコースを部員16人がつなぎ、団結力を養う。 山岳部OBで今年から顧問を務める堀江誠克教諭(60)が「山岳部の枠にとらわれず生徒がアウトドアの楽しさを知る機会をつくりたい」と企画。コースは広大な県土を体感でき、登山時の体力を養えるルートを設定した。初日は住吉玉津島神社(栃木県那須町)付近から二本松市まで進み、2日目にJR貝田駅(国見町)までを目指す。1人当たり1~7キロを担当する。 部員は福島市の信夫山周辺で走り込むなどして当日に備える。女子の部長久米舞さん(2年)は「登山は助け合いが大切。仲間との絆を深め、忍耐力をつけたい」と話した。7・1キロ区間を走る野村鴻志さん(1年)は「走り切れるか不安もあるが後の区間のためにも早く完走したい」と意気込んだ。