自民二分の夫婦別姓 小泉進次郎氏、賛意表明 石破茂、河野太郎氏前向き 小林鷹之氏慎重
自民党総裁選(12日告示、27日投開票)に出馬する小泉進次郎元環境相(43)は2日、党内で慎重論が根強い選択的夫婦別姓制度の導入に賛成すると明らかにした。6日に正式な出馬会見を開く小泉氏は、東京都内で記者団に「今までも賛成だと述べている」と語った。 正式に名乗りを上げた候補の中では石破茂元幹事長(67)と河野太郎デジタル相(61)が前向き、小林鷹之前経済安全保障担当相(49)が慎重な姿勢を示している。 出馬へ詰めの調整に入った加藤勝信元官房長官(68)は2日、自身を支援する議員らと国会内で会合を開き、立候補に必要な国会議員の推薦人20人の確保に向けた現状を確認した。会合後、記者団に来週前半に出馬表明と公約発表を行う意向を示した。 茂木敏充幹事長(68)は4日に出馬会見を、5日に政策発表会見をそれぞれ開く。茂木氏の事務所が2日、発表した。また、林芳正官房長官(63)が3日に出馬会見を開くと事務所が2日、発表した。 立候補を模索する野田聖子元総務相(63)は2日、官邸で岸田文雄首相(党総裁)と面会後、記者団から総裁選が話題になったかと問われ、「ないと言えば噓になる。一般的な話はした」と明かした。